2025年1月28日 | 海外法人から一時帰国する際に使うSIMは何が良い?他の手段も合わせて紹介 |
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「海外法人から一時帰国する際に使うSIMは何が良い?」
「スマートフォンやタブレットを使用する際にはどのような手段がある?」
上記のような悩みを抱えている人は少なくないでしょう。
一時帰国の際にスマートフォンが必要になるケースもあると思います。
その中で適切な方法を選ばなければ、コストがかさんだり不便さを感じたりするかもしれません。
この記事では一時帰国の際に利用できるSIMの種類についてまとめました。
利用する際の注意点やその他の選択肢もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
一時帰国の際に利用できるSIMサービスの種類
一時帰国の際に利用できるSIMの種類は、大きく分けると以下の2つになります。
● レンタルSIM(月額SIMサービス)
● プリペイドSIM
それぞれのSIMにどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
レンタルSIM(月額SIMサービス)
レンタルSIMは、一時帰国の際に活用できるSIMの種類です。
短期間の利用に適しているのが特徴であり、1か月単位はもちろん、数日単位の利用に対応しているケースも珍しくありません。
さらに審査が必要ないことも多いため、すぐに利用開始できるのもメリットです。
レンタルSIMはさまざまなプランを提供しているため、自分に合ったプランを選べるのも特徴です。
たとえば1GBから無制限までのデータ容量を選べるプランだったり、データ通信だけのプランが提供されていたりなど、自分のニーズに沿ってプランを決められます。
料金も利用期間とデータ容量に基づいて設定されているため、分かりにくさに悩むことはほとんどありません。
一時帰国の際にすぐ通信できるようにしたい場合や、必要な期間だけ契約したいと考えている場合は、有効な選択肢となるでしょう。
プリペイドSIM
プリペイドSIMは、事前に料金を支払って決められた容量や期間でサービスを利用できるのが特徴です。
短期間の滞在に適している方法となっており、コンビニやインターネット・空港などで購入できます。
プリペイドSIMはほとんどが固定での料金形態となっているため、予算に合わせて契約を進められる点がメリットです。
使用できる内容にも上限が設けられているため、使いすぎてしまう心配もほとんどありません。
ただし、プリペイドSIMを使い切ってしまうと、改めて買いなおさなければならない点がデメリットとなります。
また、一部のプリペイドSIMでは音声通話を利用できないこともあるため、どのような契約になるのかは事前にしっかりと確認する必要があるでしょう。
SIMサービスを利用する際の注意点
SIMサービスを利用する際は、以下4つの注意点を理解しておく必要があります。
● 利用できる領域
● 通信料がどのくらいか確認する
● 通話機能がないケースが多い
● 一時帰国時に利用できるSIM以外の選択肢
上記の内容について、詳しく見ていきましょう。
空港内で販売されているSIMは料金高め
一時帰国の際にSIMを購入しようとする際、空港内で買ってしまおうと考える人もいるでしょう。
しかし、空港内で販売されているSIMは料金が高めに設定されているため、注意が必要です。
たとえば同じデータ容量でも、オンラインやコンビニ・家電量販店などで購入した場合と比べて、数千円の差が生じることもあります。
料金が高いのは、空港の運営コストや、観光客向けの価格が設定されているためと考えられるでしょう。
一時帰国の場合、料金面の負担を考えずに契約することがあるかもしれません。
しかし滞在期間の長さによっては、結果的に損する可能性も否めないため、できるだけ事前にオンラインで予約しておくと安心です。
利用できる領域
日本国内では、ほとんどのエリアで利用できるSIMカードが提供されています。
しかし、SIMカードによってはカバーエリアが限定されていることがあるため、場合によっては不便さを感じる可能性が高いです。
たとえば都市部では利用できるSIMカードであっても、山間部や地方での利用は通信が不安定になるかもしれません。
また、地下での通信状態も、SIMカードによって大きく異なることが考えられます。
あらかじめ利用するエリアが分かっているのであれば、契約を考えているSIMカードの対応エリアを確認しておきましょう。
もし移動が多くなるのであれば、大手キャリアの回線を使用したSIMを選べば、通信が不安定になるリスクを避けられるはずです。
通信料がどのくらいか確認する
一時帰国用のSIMカードを用意する際は、通信料がどのくらいかかるかを確認しておくと良いでしょう。
SIMカードを提供する業者によって料金は大きく変動し、同じデータ量である場合も、金額差が生まれる可能性があります。
また、仮に通信料が高いからといった理由でデータ量を抑えることになると、使用中に制限がかかってしまうかもしれません。
制限がかかってしまうとインターネットの接続や地図の表示などに支障をきたし、想定していた使い方ができなくなってしまうでしょう。
とくに、ビデオ通話や動画視聴、クラウドサービスの利用を予定している場合には、データ容量に余裕のあるプランを選ぶことが推奨されます。
また、速度制限がかかる条件や、追加購入のオプションについても確認しておくと安心です。
通話機能がないケースが多い
一時帰国の際に利用するSIMカードによっては、通話機能が設けられていない可能性があります。
とくにデータ通信専用のSIMカードを選んだ場合は、通話する際にSkypeやLINEなどのアプリを用意しなければなりません。
もし仕事や旅行などで通話機能が必要になるのであれば、音声通話機能付きのSIMを選びましょう。
ただし、データ通信専用SIMと比較すると、料金が割高になってしまう点には注意が必要です。
また、データ通信専用SIMの場合は緊急連絡先への発信が制限される可能性もあります。
何かあった際のリスクを考えた上で、通話機能の要否を決めると良いでしょう。
一時帰国時に利用できるSIM以外の選択肢
一時帰国時にインターネットを利用するのであれば、SIM以外にも以下2つの選択肢があげられます。
● レンタルスマホ
● Wi-Fiレンタル
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
レンタルスマホ
レンタルスマホは、端末とSIMカードをセットでレンタルしているサービスです。
基本的には初期設定された状態で手元に送られてくるため、使い始めるまでの時間や手間がかかりません。
また、最短即日でレンタル開始できるのもメリットです。
SIMカードだけをレンタルする場合やプリペイドSIMの場合、条件が合うものを見つけるまでに時間がかかってしまうかもしれません。
レンタルスマホの場合、ほとんどが審査不要で利用できます。
審査落ちで契約できないリスクが解消できるため、短期間だけの利用を求める人にも適した選択肢と言えるでしょう。
Wi-Fiレンタル
手元にスマートフォンやタブレットがある場合は、Wi-Fiルーターのレンタルも検討してみましょう。
スマートフォンをセットでレンタルするのと比較して、料金を節約できる可能性があります。
さらにWi-Fiルーターをレンタルする場合、複数台の接続に対応しているのもメリットです。
たとえばスマートフォンのほかにノートパソコンやタブレットなどを繋ぎたいと考えているなら、活用できるでしょう。
また、Wi-Fiルーターは通信環境が安定しやすいのもメリットとなります。
ただし、レンタルスマホ単体と比較した場合は、持ち運ぶ端末が増えてしまう点に注意しなければなりません。
一時帰国時はレンタルスマホが良い理由
一時帰国時にレンタルスマホが良い理由として考えられるのは、以下の3つです。
● 短期間専用の仕事用スマホが持てる
● プリペイドSIMのような制限がない
● 業者によっては最新端末を使用できる
上記の内容について、詳しく見ていきましょう。
短期間の滞在専用の仕事用スマホが持てる
一時帰国する理由はさまざまですが、その中でも仕事のために帰ってくるケースは少なくありません。
このとき、普段使いのスマホと仕事用のスマホを使い分けたいと考えることもあるでしょう。
レンタルスマホは短期間の契約に特化しており、必要な期間だけやりとりできる連絡先を取得できるのはメリットです。
セキュリティ面のリスクも軽減できるため、安全性を求める場合も問題ありません。
また、必要なアプリやツールだけをインストールし、顧客や取引先との連絡用として専念させるといった使い方もできます。
レンタルスマホはあくまでも借りているだけなので、不要になれば返却するだけで問題ありません。
さらに必要最小限のプランで契約できることから、社員用のスマホに発生するコストを抑えられるのもメリットとなるでしょう。
プリペイドSIMのような制限がない
プリペイドSIMの場合、データ通信量や利用期間に制限が設けられていることがほとんどです。
仮にデータを使い切ってしまうと追加での購入が必要となり、利便性が悪いといった不満を抱くケースも珍しくありません。
とくに仕事で使用する場合、オンラインでの会議や大容量データの送受信など、思わぬ形でデータ量を消費してしまうケースもあるでしょう。
レンタルスマホの場合、無制限で利用できるプランが提供されていることがあります。
このプランで契約を進めれば、通信料を気にする必要がありません。
さらに通話機能が付随しているプランも多いため、一時帰国した際に活用する分には、十分な機能を搭載していると言えるでしょう。
業者によっては最新端末を使用できる
レンタルスマホを取り扱う業者はさまざまですが、その中でも最新端末を使用できるといった強みを持つ業者は少なくありません。
各社が差別化のために独自のサービスや特典を設けている中、最新端末が使えることに魅力を感じる人もいるでしょう。
最新端末は動作が早かったりカメラ性能が高かったりなどに加えて、セキュリティや機能面も充実している傾向にあります。
使い勝手の良さはもちろん安全性が高いのは、最新端末ならではのメリットです。
ただし、端末が新しいと、その分料金が高くなるケースもあります。
そのため、端末を選ぶ際は、他の機種と比較してどのくらい高くなるのかを確認し忘れないようにしましょう。
まとめ
一時帰国の際、SIMカードを用意する方法はレンタルとプリペイドの2つがあげられます。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、共通するのはスマートフォンやタブレットなどを自分自身で用意しなければならない点です。
海外で利用しているスマートフォンの場合、国内のSIMに対応していないケースも珍しくありません。
そのため、レンタルスマホを用いるのも選択肢の1つとなるでしょう。
この記事で紹介した内容を参考にして、ぜひ自分や自社の従業員に合った方法で、一時帰国用のスマホを用意してください。